First Home
モデルハウス見学では、建物、周辺環境、費用関連などについて知ることができますが、今回は建物のことを中心にお話しします。
モデルハウスを見る時のポイントは、一日の生活を追いかけてみることです。平日と休日で違うこと、季節によって違うこともあるので、イメージを広げることが大切です。
建物や周辺環境が、自分たちの描く暮らしに合っているか、確認しましょう。
建物の基礎や、信頼性など、直接見えない部分のチェックも忘れずに。
モデルハウスでは、まず工法や構造、材質といった仕様について、販売担当者に確認しましょう。
その後、具体的な暮らしぶりをイメージしながら、各部屋(空間)を見ていきます。現在の住まいの気にいっている点、不満な点などを書き出し、チェックリストを持っていくといいでしょう。
人が集まる場所・長く過ごす場所の居心地や家具の配置、台所の動線、窓の位置、各室の明るさ・陽当たり・風通し、隣地からの視線、収納スペースなどは基本の部分ですね。
扉の開く方向、カーテンの取り付け方、高い窓や照明の掃除のしやすさ、コンセントの場所と数、階段の昇り降りの安全性、布団干しの場所、近隣の様子なども忘れずチェックしてください。
さらに、水回りのカビや窓の結露対策、外構や植栽の状況と手入れ、ブーツや冬のアウターなどかさばる物の置き場所、幼児や高齢者への安全性の配慮、子供の成長・親の高齢化など、時間の経過も視野に入れて確認することが大切です。
また、見学時にはチェックリストの他に、メジャーやカメラ(撮影に際しては、販売担当者に確認してください)も持っていくと便利です。
住宅ローンは、金利の種類(固定か変動か)、返済方法(毎月の返済額が一定かどうか)、借入先(公的か民間か)などの特徴を理解して上手に選びましょう。よく使われるローンの種類と特徴を簡単に説明します。
販売担当者は、住宅の説明や購入の相談に乗ってくれる人です。でも分譲住宅の場合には、周辺環境も大切な判断材料の一つなので、「街」についても話を聞いてみてください。病院、学校(通学路も含め)、買い物事情、時間帯による喧騒、曜日による道路の混み具合など、周辺環境も詳しく教えてくれる販売担当者であれば、会社の信頼度も高いと見ていいでしょう。
また、建築中の現場を見ても会社の姿勢はわかります。通行人や周辺住民へのさまざまな配慮、作業者への安全確保、現場の整理整頓具合などに、その会社の家づくりに対する姿勢が表れるものです。
モデルハウスでは、小屋裏や床下など、構造の一部が見られるようになっていることが多いので、確認してみましょう。また、建物の基礎部分や工法も実際に確認できるか、販売担当者に相談してみてください。「現場」に自信のある会社であれば、いつでも建築現場の見学に応じてもらえると思います。
住まいのチェックだけでなく、曜日や時間帯を変えて、通学路や駅までの道を、実際に歩いてみることをおすすめします。もちろん、お住まい後に気づくことも色々あるとは思いますが、そのギャップがなるべく少なくなるよう、様々なケースを思い浮かべ、検討しましょう。表面的に見えない構造や耐震性など、不安に思うことがございましたら、お気軽にご質問ください。