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日本の侵入強盗が増加傾向にあります。特に住宅を狙った犯行が目立ち、在宅中の住人を脅して金品を奪う手口などが多発。その手口は凶暴化を増しています。 安全・安心・快適な住まいを提供する長谷工グループでは、深刻化する侵入強盗被害から入居者の安全が図れる住まいを実現するため、「マモルバ」を開発しました。

「マモルバ」とは、住まいの中で守られている場所という意味を持つセキュリティ空間の名称です。


「マモルバ」は破壊に対し8分間、抵抗できました。

警察官が現場に到着するまでの平均時間は、通報を受けてから8分24秒。
※令和4年度 警察白書 より

Point 1
侵入方法となっている「こじ開け」は、バールを使ってドアとドア枠の隙間を広げ、かんぬき部分を露出させて解錠する手口です。特別な技術が不要で短時間でおこなえるため、現在でもよく使われています。

バールやハンマーによる破壊に耐えるために、 複数の板を重ねて破られにくい厚さを確保。

ドアの強度を高めるために、 ドアの内側に特殊な補強材を配置する ことが可能。
ドアの外枠は強度に優れた鉄製枠を採用、「こじ開け」がしにくい仕様にしています。

Point 2
侵入方法となっている「たたき割り」は、ハンマーやバールによって壁を破壊する手口です。壁を壊すことで部屋に入ってきます。

壁の下地には強度の高い合板を採用。
バールやハンマーによる破壊に耐えられる強度を持たせています。また、強い壁はドアの外枠をしっかり固めることができるので、こじ開け防止の効果をさらに高めます。

壁を支える 柱の本数を増し、壁の強度を高めています。
柱を増やすことで、壁に穴が開いても侵入しにくい構造としています。
Point 3
侵入方法となっている「たたき割り」は、ハンマーやバールによって壁を破壊する手口です。壁を壊すことで部屋に入ってきます。

入居者が「マモルバ」に逃げ込んだ際、通信手段がない場合を想定し、「マモルバ」内に非常通報ボタンを設置しています。 ボタンを押すだけで、セキュリティ会社へ通報が届き、緊急対処スタッフが駆けつけるとともに、警察への通報もおこなわれます。
より安全な空間をつくる。私たちは、その想いをカタチにするために、木造の軸組に「木製防犯配慮ドア」を組み込んだモックアップを製作し、耐久試験をおこない、防犯配慮ドアと防犯壁の改良を重ねました。試験では「こじ開け」等による破壊手口に対して8分間抵抗でき、侵入を防ぐことを確認しています。
※耐久試験は「建物部品の防犯性能の試験に関する規則(平成15年7月28日防犯性の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議)平成16年3月26日一部改正)」より、「建具の防犯性能の試験に関する細則(平成16年基準)」を参考に、バールとハンマーを用いた破壊試験を長谷工コーポレーション技術研究所にて実施しました。試験結果につきましては、すべての状況下において侵入を完全に防止することを保証するものではありません。